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大河ドラマ『源義経』

B0006FGWQUNHK大河ドラマ総集編 源義経 2枚組 [DVD]
村上元三

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<あらすじ>
・第1話「鞍馬の火祭」
鞍馬寺に預けられている源義朝の遺児・牛若(尾上菊之助)の所に、源氏の残党である正門坊こと鎌田正近(土方弘)らが訪ねて来るが、牛若は彼らの嘘を見破り追い返す。一行に騙されてついて来ていた喜三太(常田富士男)は、家来にして欲しいと牛若に頼むが断られる。
一方で商人の金売り吉次(加東大介)は、牛若を奥州の藤原秀衡のもとへ連れて行こうと企むが・・・。

・第33話「壇ノ浦」
義経は源氏の指揮官として数々の戦いに勝利し平氏を追いつめ、長門国壇ノ浦でついに最後の決戦を迎える。開戦後しばらくは平知盛(市村竹之丞)率いる平氏方が優位に戦いを進めるが、やがて潮の流れが反転すると形勢は一変。敗北を悟った平氏一門は次々と海中へ身を投じ、義経はついに打倒平氏という長年の宿願を果たす。

・第52話(最終話)「雲のゆくえ」
藤原泰衡(片山明彦)が自分を討とうとしている事を知った義経は、郎党たちと最後の宴を開いた。攻め寄せて来た藤原氏の大軍を相手に、武蔵坊弁慶(緒形拳)らは鬼神の如く奮戦するが、やがて皆力つきて斃れていき、義経も持仏堂に籠り妻子と共に自害を遂げる。
数ヶ月後、源頼朝(芥川比呂志)が奥州征伐へ出陣。敗れた泰衡は火を放って逃亡し、平泉の都は灰燼に帰した。そして義経の最期の地を訪れた頼朝は・・・。
時代劇専門チャンネルの「大河ドラマアーカイブス」という企画で放送されていたものを見ました。
本作が放送された昭和40年代は、VTRが非常に高価で重ね撮りをして使用していたため、当時の大河ドラマの本編映像はほとんど残ってないと言われているそうです。しかしこの「源義経」は例外的に3話分、しかも初回&最終回&壇ノ浦の回という一番の見所が現存しており、今回視聴することができたのは大変貴重な機会となりました。
私は以前にレンタルで総集編のDVDを見たことがあるので、全体的な感想についてはそちらの記事を参照して頂くこととして、一話ずつの感想を簡単に書いてみます。

・第1話
総集編は前半が大幅にカット(たしか、富士川の戦い後に頼朝と対面する所から始まっていたと思う)されていたため、初めて見るシーンばかりで新鮮でした。
数年前の大河「義経」と同じく、村上元三の小説を原作としているため、うつぼ・あかね・喜三太という面々が出てきて、おお懐かしい〜と感じてしまいました。ただし設定は少し異なっており、うつぼは正門坊の妹、喜三太も孤児ではなく熊野に隠れ住んでいた元源氏の家人となっていました。
出演者の中では、金売り吉次役の加東大介が印象的。物腰はあくまで丁寧ながら、したたかでやり手の商人を嫌味なく演じていたように思います。

・第33話
総集編の時はなかなかユニークな演出だなと思った記憶があるんですが、フルで見てみるとなんだかビミョー(笑)。
前半はやたら俳優のクローズアップが多く、台詞も状況説明ぽくてスタジオ撮り丸出だったんですが、後半では一転して船上での激しい戦闘描写。ここは実際に海上でロケをしていて結構迫力あったものの、「斬り合い→斬られた方が海中にドボン」の繰り返しがあまりにも延々続くので、途中で飽きてしまいました(^^;)
まあ当時のTV界の技術や予算では、海戦シーンの撮影はかなり困難だったための苦肉の策なのかもしれませんけどね。でももう少しメリハリを効かせた構成にして欲しかったですー。

・最終話
なんでもこの回のみビデオテープでなくフィルムで撮影したそうで、他の回に比べかなり画質がクリアで見やすかったです。
壇ノ浦の回と同様に、ほとんどが戦いのシーンに費やされていましたが、こちらはテンポが良くスリリングで思わず見入ってしまいました。現在のドラマだと避けるようなショッキングな演出もありますが、その分戦闘のリアルさがより伝わって来たように感じました。義経一党の絆の強さと悲劇的な死にざまも、充分に描かれていたように思います。
高館から煙が立ち上る様を見つめて吉次とあかねが涙にくれるシーンでは、不覚にももらい泣きしそうになりました。

前も似たようなこと書いたけど、尾上菊之助(現・菊五郎)の義経はほんと真摯で清潔感があって良いなあ。この度の放送を見て、初回の牛若時代と義経になってからでは話し方を変えていた(牛若時代は甲高い声)のを知り改めて感心。
弁慶はちょっと不死身過ぎるだろと思ったけど、立往生の場面は今見ても大迫力。ちなみに緒形拳はこの時29歳だったんですね。弁慶の役ってベテラン俳優が演じるイメージが強いけど、こういう義経より少し年上の弁慶もいいなと思いました。
あと、ラストに芥川比呂志の頼朝がちょっとだけ出てきて嬉しかったです。私が今まで見た映像化された頼朝役の中では、この方が一番好きかもしれない。

*総集編の感想=大河ドラマ総集編『源義経』

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